朗読 平家物語平家断絶 平大納言被流

平大納言被流

平家物語:平大納言被流 朗読mp3
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平家物語巻第十二「平大納言被流(へいだいなごんながされ)」です。平大納時忠は能登国流罪と決まり、妻子らと別れを惜しみます。


あらすじ

文治元年(1185)八月二十二日、生捕りになった平家の人々の島流し先が決まります。

平大納言時忠は能登国へ流罪と決まり吉田の建礼門院の元へ別れを告げに行きます。

この大納言時忠は清盛の義兄にあたり、「平大納言」と呼ばれ出世は思いのまま。平家全盛の頃はまさに時の人でした。

気性の激しい人で、検非違使別当の時罪人の両腕を切り落としたので「悪別当」と呼ばれました。

三種の神器を返還せよと言ってきた御使いの顔に矢印を焼き付けたのもこの時忠です(「請文」)。

後白河法皇にとっても故建春門院の兄という縁でしたが、さすがにこれだけ悪行が多いためお許しになりませんでした。

時忠は北の方と流罪に漏れた次男時家とに別れを告げます。

かへりこむ ことはかた田に ひくあみの めにもたまらぬ わがなみだかな
(意味)再び帰ってくることは難いのだ。堅田の漁師が引く網の目に水がたまらないように私の目にも涙が絶え間なく流れてやまない。


時忠は大好きな人物です。人形劇平家物語ではギョロッとした悪人ヅラが印象的でした。 清盛が若い頃、闘鶏の賭け事をしている時忠と出合ったという解釈でした。「運命の出会い」ぽくてカッコよかったです。


posted by 左大臣光永 | 平家断絶

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