平家物語巻第三「灯炉之沙汰(とうろのさた)」です。平重盛は人々の来世の救いのため四十八間の精舎を建て、毎月念仏を上げさせました。
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あらすじ
平重盛は来世での救いのために現世の悪行を絶とうという考えの深い人でした。
阿弥陀如来が人々を漏れなく救うために立てた四十八の請願(六八弘誓・ろくはつぐせい)になぞらえて、四十八間の精舎(寺院)を立て、各間に灯篭を点しました。
毎月十四五日には、美しい女房たちを集め一間に六人ずつ、四十八間に二百八十八人を立たせ、時間を決めて声明を上げさせました。
十五日の日中にはみずから念仏の行列の中に入って、人々の救いのために祈りました。
こうした行いに人々は感動し、重盛を「灯籠の大臣(とうろのだいじん)」と呼びました。
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