教訓

平家物語:教訓 朗読mp3

平家物語巻第二より「教訓(きょうくん)」です。
後白河法皇軟禁を企てた件で清盛が嫡子の重盛に怒られる話です。


あらすじ

入道相国は、多くの人を処罰しても、まだ怒りが収まりません。そこで鎧甲冑をまとい、老臣の筑後守貞能(ちくごのかみ・さだよし)を呼び出します。

平家代々の奉公にも関わらず法皇が謀反に加わったこと、今後もこういう事があれば平家追討の院宣が出されるかもしれないことを語り、法皇を鳥羽の北殿かこの西八条へ押し込めようと思うがどうだと尋ねます。

この知らせを受けた小松殿(重盛)は、
西八条邸へ車を飛ばせます。
門前にはびっしりと武装した一門の人々。

今にも攻めよせようという雰囲気の中、
重盛は入道の元に向かいます。

入道は、出家の身でありながら鎧甲冑をまとっていることを内心気まづく思い、鎧の上に素絹の衣を 着て、重盛と対面します。

重盛は涙ながら入道に教訓します。

出家の身でありながら甲冑姿になっていることの非礼、朝廷がどんなに平家に恩を与えてくれたかという事、

「人は皆凡夫であり、他人を裁く能力など無い」と語った聖徳太子十七条憲法を引用したり…

そして、「もう大納言を召し取っているのだから、法皇がどんな動きをしようとも、何の恐れもないでしょうとしきりに説得するのでした。

朗読について

小教訓」に続いて、清盛が嫡子重盛に怒られる話です。
ポイントは重盛の長い長い台詞です。本当に長い。
こんなに長い言葉で切々と(しかも息子から)諭される清盛なのです。
たまらんだろうなぁと思いながら朗読しました。

重盛が来たのを知った清盛が、コソコソ鎧を隠そうとするのが可愛いと思いました。


posted by 左大臣光永 | 平家繁栄

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