篠原合戦

平家物語:篠原合戦 朗読mp3

平家物語巻第七より「篠原合戦(しのはら かっせん)です。
北陸の篠原で源平が合戦します。


あらすじ

義仲は、倶利伽羅峠での勝利を記念して諸社へ土地を寄進します。

一方平家方では。昨年の石橋山の合戦で頼朝に背いて平家についた侍たちが、次の戦いまで 休息をとっていました。

その中に斉藤別当実盛(さいとうぺっとう さねもり)が、 「平家の負けは見えている。木曽殿に味方しよう」と言い出します。

俣野五郎は、「形勢によってあちらへ着いたりこちらへ着いたりするのは見苦しい。他人がどうあれ、自分は 平家と運命を共にするつもりだ」と言います。

斉藤別当は、「そなたらの気持ちを試そうとして言ったのだ。実盛も今回の戦で討ち死にする覚悟だ」と大笑いします。

かくしてこの人々は皆、北国で討ち死にすることになるのです。

篠原で戦いが始まります。平家の畠山重能と源氏の今井兼平の戦いは双方、多くの損害を 出しながらも畠山敗走という結果になります。

平家の高橋判官長綱(たかはしのほうがん ながつな)は、源氏の若武者、入善小太郎行重(にゅうぜんのこたろう ゆきしげ)に 情けをかけ、逆に討ち取られてしまいます。

平家の武蔵三郎左衛門有国(むさしのさぶろうざえもん ありくに)は奮戦しますが、多くの矢を射たてられ、仁王立ちで絶命します。

朗読について

平家 源氏
畠山重能 今井兼平
高橋判官長綱 入善小太郎行重
武蔵三郎左衛門有国 --
↑このように、篠原での源平の戦いが点描されます。合戦の場面は、どちらが 源氏でどちらか平家か把握しておくと、わかりやすいです。

平家物語は戦争という複雑で大規模な現象を、よく単純化して、語りやすくしてあると思います。

琵琶法師が独りで語ることを前提に、人物を絞っているのか、ひとつの話に、登場人物は多くても5,6人です。

何十人もいっぺんに登場するような話だと、そりゃあ大変だろうと思います。


posted by 左大臣光永 | 木曽義仲の台頭

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