大原入

平家物語:大原入 朗読mp3

平家物語灌頂巻より「大原入(おおはらいり)」です。
出家した建礼門院は、大原寂光院に居を移します。何度目かの再録です。


あらすじ

建礼門院は、東山の吉田というところに 冷泉大納言隆房卿・七条修理大夫信隆卿の北の方の世話になり暮らしていました。「この人々の世話になるなど、昔は思いもよらなかった」と感慨にふけるのでした。

ある女房から大原の寂光院を薦められ、「世の喧騒と交わって暮らすよりは」と、 文治元年長月の末、寂光院に移ります。

寂光院の脇に小さな庵を建て、新しい生活が始まります。

ある時足音がするので大納言佐殿(平重衡の妻)に見にやらせると、鹿でした。大納言佐殿はそれを歌に詠みます。

岩根ふみ たれかはとはん ならの葉の そよぐはしかの わたるなりけり
(意味)このような山里に岩根を踏んで誰が訪ねてくるでしょう。楢の葉が音を立てていたのは、 鹿が通った足音です。

女院はこの歌を障子に書きとめました。


忠教都落」「大原御幸」などと同じく、延々と抑えたテンションで進行する話です。朗読が難しいです。何度めかの挑戦です。

徳子の台詞はくどくどしていて難しいです。

平家物語には、えらい流麗な言葉で徳子の暮らしぶりが描かれているので、そんな涙涙いっても空気の綺麗で人間の少ないところで、たまに歌なんか作って、優雅だなぁぁと思っていたのですが、実は尼さんというのは相当厳しいらしく早朝から掃除、朝夕のお勤め、食事もごく質素、深夜まで修行、ましてかつて皇后だった徳子ですから、そのギャップはスゴイかったのでしょう。

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posted by 左大臣光永 | 平家断絶

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