朗読 平家物語平家物語関連 方丈記 元暦の地震

方丈記 元暦の地震

方丈記:元暦の地震 朗読mp3

鴨長明「方丈記」は、平家物語で描かれたのと同時代を扱っており、重なる記述が多いです。この元暦の地震の文章も、平家物語巻第 十二「大地震」と大変似通っていて、興味深いです。

関連する章… 大地震

冒頭「行く河の流れは絶えずして…」から始まる書き出しは、特に 有名ですね。平家物語冒頭「祇園精舎」で描かれた「諸行無常」 につながる厭世感があります。
(ただし、本来の「諸行無常」は悲しみや嘆きさえ「無常」であり、「諸行無常だから悲しい」という考えは、日本独自のものらしいです)

作者の鴨長明は、出世の道を閉ざされたことと、数々の災害を 目の当たりにしたことから、世をはかなみ、出家隠遁生活に入ります。

構成としては、有名な冒頭部分で世のはかなさを訴えた後、具体例として 同時代を襲ったいくつかの災害を描写。「ああ、世の中はイヤだ。 出家するのだ」そして草庵ののどかな生活が描かれますが、しまいには「出家生活に執着することすら悟りきれてない 証拠だ」という認識に至る…そんな流れです。

なお、聞きなれない言葉ですが「地震」と書いて「なゐ(ない)」と読みます。「な」は土地、「い」は居の意らしいです。

「方丈記」の冒頭部分はこちらで朗読しています。

「方丈記」の冒頭部分はこちらで朗読しています↓↓

posted by 左大臣光永 | 平家物語関連

【発売中】はじめての平家物語〜木曽義仲篇

はじめての平家物語〜木曽義仲篇

院の御所法住寺殿を焼き討ちにした義仲は天下に孤立。後白河法皇は頼朝に義仲追討の院宣を下し、範頼・義経両軍が京都へ攻め寄せます。義仲が朝敵となったことで、それまで義仲に従ってきた者も次々と去っていきます。そんな中、股肱の臣たる今井兼平、樋口兼光、巴らはあくまで義仲への忠義をつらぬきます。 詳しくはこちら


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。