「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」…あまりにも有名な平家物語冒頭部分です。作者は中国や日本の歴史を紐解きながら、全てのものは移り去り、一定の状態に留まらない…「諸行無常」の精神を語ります。
平家物語巻第十より「内裏女房(だいりにようぼう)」。
捕虜になった平重衡は、六条通を引き回された末、軟禁状態に置かれる。そこへ重衡が長年めしつかっていた侍、木工右馬允知時がたずねてきた。重衡は長年情を通わせていた女房のことが気になり、知時に女房への手紙をたくす。
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『平家物語』巻第十より「首渡(くびわたし)」。寿永三年(1184)二月十ニ日、一の谷で討たれた平氏の首どもが都入りし、範頼・義経の意見により大路を渡される。維盛卿の妻子は、維盛の身の上を案じ、動揺する。維盛も妻子が心配していることを思い、使者に手紙を持たせて都へ送る。
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平家物語巻第九より「小宰相身投(こざいしやうみなげ)」。越前三位通盛の北の方・小宰相は、夫が討ち死にしたことを知り、人目を盗んで海に身を投げる。
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